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元来、魚津という土地は知的生産の盛んな土地柄であり、その代表として「魚津の三太郎博士」が挙げられます。現在の魚津にも高い技術力をもつ中小企業が存在します。このブログは、それを広く感じてもらうために開設しました。

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マイクロ小水力発電への挑戦-株式会社北陸精機-(前編)

平成24年11月8日、富山県が主催する
「元気とやま!中小企業シンポジウム」会場において、
低コスト・高効率のらせん型小水力発電機「パワーアルキメデス」を開発した
魚津市道坂の株式会社北陸精機が、
第1回の「中小企業元気とやま賞」
中小企業部門 ものづくり企業
 を受賞されました。


今回、魚津三太郎ブログでは、この北陸精機を取り上げ、
農業用水を利用した小水力発電の取り組みを追っていきます。
お話は、株式会社北陸精機顧問 南 弘雄 氏に伺いました。


南弘雄顧問

取材に応じて下さった南 弘雄 顧問



北陸精機本社工場

株式会社北陸精機 本社工場


【インタビュー】

北陸精機は、これまでどういった事業に取り組んで来られたのですか。

 もともと昭和34年、谷口鉄鋼として創業しました。
 昭和46年に株式会社北陸精機として立ち上げ、昭和53年、吉島にあった本社工場を道坂に移しました。
 私の知る限りでも鉄の加工品、大型の産業機械、大手メーカーの使う製造加工機など、多くの産業用の機械を製作しております。

 北陸精機の特徴として、量産ものではなく、オーダーメイドの産業機械の受注が多いことが挙げられます。納品する機械も各社によって異なることが多いです。


 その中で、小水力発電事業を始められたきっかけはどんなことですか?

 7、8年前に、富山県立大学のらせん水車の研究チームが、らせん水車の作成を北陸精機に依頼したことがきっかけです。その時は、ちょうど自社製品を開発したいと考えていた時期でもありました。
 「らせん水車」とは、大正時代に砺波地区で開発され、農作業の動力源として利用され、全国に輸出された富山県の産業遺産です。

 水車を使って発電となると、いかに効率よく発電するかが重要なポイントです。水力発電の機械自体は100年以上の歴史がありますが、ほとんどが輸入品であり、より効率の良い発電機をオーダーメイドで作るため、完成までに50種類以上の試作品を作りました。
 今の形状は完ぺきではありませんが、特許も取りました。


このようにして完成したマイクロ水力発電機「パワーアルキメデス」には、どんな特徴があるのですか?

 「パワーアルキメデス」は、何千kw級の電力会社が使うようなものではなく、50kw以下の発電量を想定して作っています。それでも1台で一般の家庭数軒~数十軒分程度の電気を発電できます。
 また、電力会社が使う機械と違い、河川での使用ではなく、農業用水や工業用水、下水道で使うことを考えて作っています。

 特に魚津市の農業用水は、ほとんどが片貝水系などの水力発電所を通った水を利用しているため、水量が安定しており、安定した発電ができます。また、発電機にゴミや泥が入り込まないようにするためのゴミ取り装置は必ず付けています。



 後編は、「魚津で小水力発電事業を行うことについて」などを紹介します。
 11月26日(月)更新の予定です。







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Author:uozusantaro
富山県魚津市の企業・産業を知ってもらいたいと感じている市職員グループです。

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