元来、魚津という土地は知的生産の盛んな土地柄であり、その代表として「魚津の三太郎博士」が挙げられます。現在の魚津にも高い技術力をもつ中小企業が存在します。このブログは、それを広く感じてもらうために開設しました。

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ミラたん金型を作って-有限会社 石﨑製作所-

わが国の製造業の要となる、多種多様な生産用機械。
これらの製作のために必要不可欠なのが、金型です。

魚津市内にも、金型の製造を行っている企業がたくさんあります。
今回の三太郎ブログでは、

平成24年10月に石川県で開催された
「しんきんビジネスフェア 北陸ビジネス街道2012」で
魚津市イメージキャラクター「ミラたん」の金型を展示された
有限会社石﨑製作所を紹介します。

お話は、有限会社石﨑製作所 代表取締役社長
石﨑津世志 氏に伺いました。


石﨑氏
取材に応じて下さった石﨑社長

【インタビュー】

 石﨑製作所は、どういったものを製造しておられるのですか?

 主に金型や、その他機械部品、一般工作部品などを製造しています。
 カメラや電話、野菜の皮むき器、赤ちゃん用のおもちゃなど、プラスチックで出来ているものはほとんどすべて、金型からできています。
 基本的には、発注されるお客さんの注文に合わせ、オーダーメイドで金型などを作っています。


 「しんきんフェア」に出展されたきっかけを、教えてください。

 「金型」とはどういうものなのか?またどのようにして使うものなのか?ということを知ることで、一般の方にものづくりや製造業にもっと関心をもってもらいたいと思って参加しました。

ミラたん金型
「しんきんフェア」で展示したミラたん金型

 このような金型は、今までは三面図(ものを正面・側面・平面から描いた図)を作成してから作っていましたが、3Dスキャナーや3Dプリンターなどの登場で、もともとあるものをすぐに三次元にして作ることができるようになりました。

 昔よりものづくりが身近になった、ということで、ものづくりが変化していることも知ってほしかったのですが、なかなか理解してもらえないようでした。

 「ミラたん」金型の反応は、どうでしたか?

 金型というものを紹介するのに、ミラたんが分かりやすく身近なものだったので、ミラたんの金型にしたのですが、しんきんフェアがどちらかというと業界向けのイベントだったこともあり、反響はよくわかりませんでした。

 出展当時(平成24年10月)はまだゆるキャラグランプリなどにも出てなくて、ミラたんの知名度もあまり高くなかったと思います。もっといろいろな場面にミラたんが登場すればいいのではないでしょうか。

 魚津の環境について、どのようにお考えでしょうか?

 学生時代富山を離れていましたが、水のおいしさ、環境のよさを実感しました。
 今回、魚津三太郎塾にも参加しているのですが、改めて魚津のすごさを感じ、この環境が維持されつつ、町が活性化していくことを願います。

 (注:「魚津三太郎塾」についてはこちらをどうぞ)

 今後の事業展開について

 今後は、大量生産・大量消費を目的とした種類の金型は海外生産となるでしょう。
 私たちは、中小企業という利点を生かし、お客さんのニーズに合わせたものづくりを進めていきたいと思います。今回展示した「ミラたん金型」も、希望があれば販売もしたいと考えています。

 若い人たちの間で、製造業に就くのを嫌がる傾向がありますが、日本のものづくりはとても大事な産業で、途絶えさせてはいけません。大手の製造業の企業でも、若い人を集めるのにいろいろ工夫されておられますが、これから就職を考えている方には、、中小の製造業にも目を向けてもらいたいと思います。

 ミラたん焼き
 ミラたん金型で焼いたミラたん焼き
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平成25年魚津市合同企業説明会を開催しました。

2月22日(金)、新川文化ホールにて
魚津市合同企業説明会を開催しました。

就職活動中の学生やその他の求職中の方約150名、
市内・県内企業24社の参加をいただきました。
ありがとうございました。

H25合同企業説明会

平成25年2月 魚津市合同企業説明会のお知らせ

 今年も魚津市合同企業説明会を開催します!

 開催日時 
  平成25年2月22日(金)13:30~17:00 (受付13:00~)
 会場
  新川文化ホール2階
 参加対象
  ・平成26年3月卒業予定の学生
  ・平成25年3月卒業予定の学生(3年以内既卒者を含む)
  ・U・Iターン希望者、転職希望者
  ・就職活動をする学生の父母


 2012魚津企業説明会三太郎用
 

 参加企業は25社程度を予定。
 確定次第、魚津市ホームページやこのブログ上で紹介します。

 この合同企業説明会は、魚津市内の企業の魅力を
 就職を希望される多くの方に知っていただきたく、
 昨年初めて、魚津市と魚津商工会議所が主催となって行いました。

 今年も、引き続きこの合同企業説明会を行います。
 魚津市内の企業を集めた説明会はこの場をおいて他にありません。

 ぜひこの機会に、たくさんの企業の方と交流し
 実りある就職活動の一端としていただければ幸いに存じます。

マイクロ小水力発電への挑戦-株式会社北陸精機-(後編)

 前編からの続きとして、株式会社北陸精機顧問 南 弘雄 氏へのインタビューを紹介します。

【インタビュー】

 魚津で小水力発電事業を行うことについて、どのようにお考えでしょうか?

 富山県は日本一の水力発電王国だと考えます。
 富山県は雪国ですが、雪は水のダムであって、昔から水力発電がさかんに行われてきました。しかしそうして発電した電力は、その多くが関西方面など県外で使われており、そのための送電にも多くのお金がかかっています。

 この豊富な電力を、魚津で使うことができれば、もっと地元の産業が発展すると思います。

 そのために小水力発電事業をもっと進めたいと考えます。
 単に電力が生まれるだけではなく、例えば温泉旅館の近くに発電機を作れば、観光にも生かせます。実際に、小水力の発電施設を産業観光として活用しているところもあります。

 魚津は山から海までの距離が近く、また農業用水の落差も大きい。行政や地域と一体になって取り組めば、1000~2000kw位の電力なら小水力発電で十分にまかなえるようになるのではないでしょうか。


 今後の取り組みについて、お伺いします。

 この小水力発電機「パワーアルキメデス」を、年間30台、100台と普及させていくことを目指します。発電機が増えれば、それだけ発電機の単価も安くなり、もっと普及しやすくなります。

 東日本大震災以降、自然エネルギーへの転換がいろいろなところで言われています。例えば太陽光エネルギーは昼間のみで、夜は発電できません。また風力発電は常時偏西風が吹いているような欧米などが適地と考えています。魚津のような中山間地では、一番向いているのは小水力発電。これからもさらに研究を進め、安定した発電ができるものを開発していくので、みなさまのご支援ご協力のほどよろしくお願いします。


 その後施設見学をさせていただきました。

 農業用水
 農業用水。この落差のある農業用水が、小水力発電の源となります。


 小水力発電実証試験場
 富山県立大学・石川県立大学・北陸精機の産学連携による
 小水力発電実証試験場。



 小水力発電機
 小水力発電機。比較的小型のもの。
 これ1台で約5.5kwの電力を発電できる。



 取材者
 小水力発電実証試験場を出る取材者。

マイクロ小水力発電への挑戦-株式会社北陸精機-(前編)

平成24年11月8日、富山県が主催する
「元気とやま!中小企業シンポジウム」会場において、
低コスト・高効率のらせん型小水力発電機「パワーアルキメデス」を開発した
魚津市道坂の株式会社北陸精機が、
第1回の「中小企業元気とやま賞」
中小企業部門 ものづくり企業
 を受賞されました。


今回、魚津三太郎ブログでは、この北陸精機を取り上げ、
農業用水を利用した小水力発電の取り組みを追っていきます。
お話は、株式会社北陸精機顧問 南 弘雄 氏に伺いました。


南弘雄顧問

取材に応じて下さった南 弘雄 顧問



北陸精機本社工場

株式会社北陸精機 本社工場


【インタビュー】

北陸精機は、これまでどういった事業に取り組んで来られたのですか。

 もともと昭和34年、谷口鉄鋼として創業しました。
 昭和46年に株式会社北陸精機として立ち上げ、昭和53年、吉島にあった本社工場を道坂に移しました。
 私の知る限りでも鉄の加工品、大型の産業機械、大手メーカーの使う製造加工機など、多くの産業用の機械を製作しております。

 北陸精機の特徴として、量産ものではなく、オーダーメイドの産業機械の受注が多いことが挙げられます。納品する機械も各社によって異なることが多いです。


 その中で、小水力発電事業を始められたきっかけはどんなことですか?

 7、8年前に、富山県立大学のらせん水車の研究チームが、らせん水車の作成を北陸精機に依頼したことがきっかけです。その時は、ちょうど自社製品を開発したいと考えていた時期でもありました。
 「らせん水車」とは、大正時代に砺波地区で開発され、農作業の動力源として利用され、全国に輸出された富山県の産業遺産です。

 水車を使って発電となると、いかに効率よく発電するかが重要なポイントです。水力発電の機械自体は100年以上の歴史がありますが、ほとんどが輸入品であり、より効率の良い発電機をオーダーメイドで作るため、完成までに50種類以上の試作品を作りました。
 今の形状は完ぺきではありませんが、特許も取りました。


このようにして完成したマイクロ水力発電機「パワーアルキメデス」には、どんな特徴があるのですか?

 「パワーアルキメデス」は、何千kw級の電力会社が使うようなものではなく、50kw以下の発電量を想定して作っています。それでも1台で一般の家庭数軒~数十軒分程度の電気を発電できます。
 また、電力会社が使う機械と違い、河川での使用ではなく、農業用水や工業用水、下水道で使うことを考えて作っています。

 特に魚津市の農業用水は、ほとんどが片貝水系などの水力発電所を通った水を利用しているため、水量が安定しており、安定した発電ができます。また、発電機にゴミや泥が入り込まないようにするためのゴミ取り装置は必ず付けています。



 後編は、「魚津で小水力発電事業を行うことについて」などを紹介します。
 11月26日(月)更新の予定です。







プロフィール

uozusantaro

Author:uozusantaro
富山県魚津市の企業・産業を知ってもらいたいと感じている市職員グループです。

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